他のユーザーに、rsync を介して Synology NAS または rsync 対応クライアントから DiskStation にデータをバックアップさせることができます。
[コントロールパネル] > [ファイル サービス] > [rsync] を選択し、[rsync サービスを有効にする] を選択します。
ユーザーに適切な rsync 権限を割り当て、これらのユーザーがバックアップ元の Synology NAS から、または rsync 対応サーバーからバックアップ先の Synology NAS にデータをバックアップできるようにします。
DSM 3.0 以前のバージョンを起動している DiskStation、または DiskStation ではないクライアントから rsync バックアップを行い、ソース データの [所有者] と [グループ] 情報を維持するには、[administrators] グループに rsync アカウントを追加して、デーモン モードでデータを [NetBackup] 共有フォルダにバックアップします。
非 Synology NAS クライアントから rsync バックアップを実行する場合は、rsync ユーザーがデータを Synology NAS にバックアップできるように、バックアップ先の Synology NAS に rsync アカウントを作成する必要があります。
カスタマイズした rsync 設定を使用し、DiskStation 上でユーザーの権限とバックアップ先を設定することができます。他の人は、自身の DiskStation デバイス、または rsync 対応クライアントからバックアップ先である、あなたの DiskStation の共有フォルダ(または「バックアップ モジュール」)へ rsync バックアップを実行することができます。
「/etc/rsyncd.conf」
で認証されたユーザーを指定します。詳しくは、rsync クライアントのマニュアルの rsyncd.conf のマニュアル ページ、またはこちらを参照してください。バックアップ モジュールと共有フォルダに同じ名前が付けられている場合は、バックアップ モジュールの設定が使用されます。
ユーザーとグループに対して、使用可能な rsync バックアップの最大帯域を設定することができます。
これは、サーバー全体の設定であり、個々のユーザーやグループの設定よりも優先されます。[速度制限なし] を選択すると、全ユーザーとグループの速度制限設定は無効になります。
[結果 (UL/DL)] セクションには、個人およびグループの設定に基づいた、ユーザーの実際のアップロードとダウンロード制限が表示されます。たとえば、ユーザーの「Achilles」にダウンロード制限が 100 KB/s と設定されていても、このユーザーが属するグループのダウンロード制限が 500 KB/s となっている場合は、[結果 (UL/DL)] セクションに「0/500」と表示されます。