ストレージ状態
このページには、high-availability クラスタのアクティブ サーバーと受動サーバー上のストレージ ボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の状態が詳細に表示されます。
アクティブ サーバーと受動サーバーでは、ボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の容量と構成が全く同じでなければなりませんので、2 台のサーバーのボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)は 1 つのユニットとして表示されます。アクティブ サーバーと受動サーバー上のボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の状態は、[ストレージ状態] ページでご覧ください [high-availability クラスタにアクセスすると、[ストレージ マネージャ] ではアクティブ サーバーのボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)しか表示されません]。
このセクションには、次の情報が表示されます。
- 名前:ボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の名前が表示されます。
- 使用中:ボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の使用済み容量のパーセンテージが表示されます。
- 使用量/総容量:ボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の使用済み容量と総容量が表示されます。
- ステータス:ボリューム、iSCSI LUN(ブロック レベル)、SSD キャッシュの状態が表示されます。
- 説明:ボリューム、iSCSI LUN(ブロック レベル)、SSD キャッシュに関連するエラーやその他の情報が表示されます。
故障したボリューム/iSCSI LUN(ブロックレベル)を修復する:
- サーバー上のハードディスクがクラッシュしたときには、ディスクの状態ページでどのハードディスクがクラッシュしたのか、交換が必要なのかを確認できます。これを行うには、次の手順に従ってください。
- クラッシュしたハードディスクを交換します(ハードディスクを装着する手順については、Synology 製品の [クイック インストール ガイド] をご参照ください)。
- [ストレージ状態] ページで [修復] をクリックします。
- 受動サーバーがオフラインの場合は、ディスクの状態ページにはボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)の状態がエラーとして表示され、受動サーバー上のディスクはいずれも表示されません。この場合、次の手順で問題を解決することができます。
- 受動サーバーに電源が入っていることを確認してください。
- すべての電源を確認してください。
- すべての接続を調べてください。
- サーバー上のボリュームまたは iSCSI LUN(ブロック レベル)でファイル システム エラーが発生した場合は、次の手順に従ってください。
- [ストレージ状態] ページを開きます。
- [修復] をクリックします。
注意:High-availability クラスタのボリュームと iSCSI LUN(ブロック レベル)は最大で 64 個までです。
クォーラム サーバー
クォーラム サーバーは、スプリットブレイン エラーの可能性を低減させるのに役立ちます。スプリットブレイン設定では、クォーラム サーバーが、アクティブおよびパッシブ サーバーの両方に絶えず接続している限り、クォーラム サーバーとして別のサーバーを割り当てることができます。たとえば、ゲートウェイ サーバーまたは DNS サーバーは、アクティブおよびパッシブサーバーの両方に接続できるため、クォーラム サーバーに適した選択です。注意:クォーラム サーバーは、Ping サーバーのみを提供します。いかなるアプリケーションもインストールする必要はありません。以下は、クォーラム サーバーが有効化されている場合に起こる状況を説明しています。
- パッシブ サーバーがアクティブおよびクォーラム サーバーの両方に接続できない場合、フェイルオーバーは、スプリットブレイン エラーを回避するために実行されません。
- アクティブ サーバーがクォーラム サーバーに接続できず、パッシブ サーバーが接続出来る場合、より優れた可用性を確立するために、切り替えが行われます。