全般
[コントロール パネル] > [ファイル サービス] > [FTP] を選択すると、[全般] セクションで速度制限、ファイル転送ログの作成、セキュリティ設定、その他の詳細設定を有効にすることができます。
FTP ファイル転送ログの作成を有効にする
この機能を有効にして、ダウンロードまたはアップロードしたファイルのログを記録するには、[詳細設定] をクリックします。
注意:
FTP ファイル転送ログ作成を有効にすると、システムの性能に影響を与えます。
ユーザーのルート ディレクトリの変更
[詳細設定] で [ユーザーのルート ディレクトリの変更] にチェックマークを付けます。 このようにすると、選択したユーザーは、FTP を介して DSM にログインするとき、指定したフォルダにしかアクセスできなくなります。
ルート ディレクトリ変更規則を作成する:
- [詳細設定] で [ユーザーの選択] を選択します。
- [追加] をクリックします。
- [ユーザーまたはグループ] でこの規則を適用する人を選択します。
- ユーザーがログインしたときに、使用可能なルート ディレクトリを選択します。次の中から選択してください。
- ユーザーホーム:ログイン後にホーム ディレクトリにアクセスします。
- その他のディレクトリ:ルート ディレクトリにする共有フォルダを選択し、[選択] をクリックします。 ユーザーまたはグループのフォルダ権限が先にチェックされますのでご注意ください。 十分な権限を持たないユーザーまたはグループは、ログインできません。
- [OK]をクリックしてください。
- すべての規則を追加した後で、[適用] をクリックして規則を保存します。
注意:
- 規則はリスト上の位置によって、優先順位を上げることができます。
- ドラッグ アンド ドロップ操作でリストの規則を並べ替えることができます。
匿名 FTP を有効にする
[詳細設定] をクリックして、このオプションにチェックマークを付けると、誰でも DiskStation デバイスの FTP サービスにログインできるようになります(匿名 または ftp アカウント)。
匿名ルートの変更
[詳細設定] をクリックして、このオプションにチェックマークを付けると、匿名 FTP ユーザーのログイン ディレクトリを変更することができます。 ドロップダウン メニューから共有フォルダを選択してください。
デフォルトの UNIX 権限を適用する
[詳細設定] をクリックして、このオプションにチェックマークを付けると、アップロード時またはファイルやフォルダの作成時に、デフォルトの UNIX 権限が適用されます。 適用された権限は、UNIX の umask コマンドで適用された権限と同じです。 このオプションを有効にすると、ファイルの場合の UNIX 権限は 644、フォルダの場合は 755 になります。 このオプションを無効にすると、ファイルの場合の UNIX 権限は 666、フォルダの場合は 777 になります。 デフォルトの umask 値は 022 です。
注意:
- Windows ACL が有効になった共有フォルダ(外部ドライブの"photo"フォルダと共有フォルダを除くすべての共有フォルダ)の場合は、Linux または FTP クライアントで chmod コマンドを実行してフォルダやファイルのパーミッションタイプを Windows ACL から UNIX に変更してください。
- このオプションを有効にすると、プロトコルによってパーミッションが異なるという状況が発生するおそれがあります。 このような状況を回避するには、このオプションを無効にしておいてください。
速度制限の有効化
FTP を介してデータを転送するユーザーやグループが最大限使用できる帯域を制御するために、速度制限を設けることができます。
速度制限の有効化方法:
- [速度制限を有効にする] にチェックマークを付けます。あるいは、特定の時間のみ速度制限を設けるには、 [スケジュールに基づいて速度制限を有効にする] にチェックマークを付けます。 これは、サーバー全体の設定であり、個々のユーザーやグループの設定よりも優先されます。 [速度制限なし] を選択すると、全ユーザーとグループの速度制限設定は無効になります。
- 個人ユーザーまたはグループの設定を変更するには、[速度制限の設定] をクリックします。 個人ユーザーとグループに対して、次のいずれかを選択できます。
- グループ設定の適用: ユーザーが属するグループと同じ速度制限の設定が適用されます。
- なし: グループのメンバーがサービスを使用してファイルを転送しているときには、速度制限は適用されません (EDS14 はこの機能をサポートしていません)。
- 速度キャップをセットアップ: ユーザーまたはグループ メンバーには、常に一定の速度制限が適用されます。 アップロードとダウンロードの速度制限は、左側のフィールドで指定できます。
- 制限範囲をカスタマイズスケジュールに基づいて、ユーザーまたはグループのメンバーに 2 つの速度制限を指定して適用することができます。 速度制限の設定を変更したり、スケジュールを設定したりするには、[カスタマイズ] ボタンをクリックします。
- [適用]をクリックします。
注意:
- グループの速度制限のダイナミクスについては、こちらをお読みください。
- ユーザーに速度制限の設定を適用する場合は、個人およびグループの設定に基づいて、[結果] セクションにユーザーの実際の速度制限が表示されます。 例えば、ユーザーの「Achilles」にダウンロード制限が 100 KB/s と設定されているが、このユーザーが属するグループのダウンロード制限は 500 KB/s となっている場合は、[結果] セクションには「0/500」と表示されます。