トラフィック コントロール

トラフィック コントロールは、DiskStation 上で実行するサービスの送信トラフィックを制御します。サービスを選択すると、送信トラフィックを制限するために、保証帯域最大帯域を設定する必要があります。

保証帯域は、システム全体の帯域が十分にあるとき、このサービスが保証する送信トラフィックです。

最大帯域は、システム全体の帯域が十分にあり、システムの余剰帯域があるとき、このサービスが借りられる送信トラフィックです。システム管理者は、先にシステム出力帯域を計算し、各サービスの保証帯域の合計がシステム出力帯域を超えないようにしなければ、正しく作動しない場合があります。

設定公式:

システム出力帯域 = 各サービスの保証帯域の合計 + システムの余剰帯域

各サービスの保証帯域 ≤ 各サービスの最大帯域

注:送信パケットがどのトラフィック制御規則にも一致しない場合は、デフォルトの動作には制限が付きません。すべてのポートを選択し、保証帯域最大帯域を指定すると、すべての規則の最後にユーザー独自のデフォルトのトラフィック制御規則を追加することができます。

トラフィック制御規則を作成する:

  1. コントロールパネル > ファイアウォール > トラフィック コントロール を選択し、左側の欄からネットワーク接続の種類に基づいてネットワークインターフェイスを選択します。
  2. [作成] をクリックします。
  3. [ポート] セクションで、以下のいずれかを選択します:

これでルールリストに作成したトラフィック制御規則が表示されます。

トラフィック制御規則を削除するには、次のいずれかを行ってください。

    注:
  1. ネットワーク インターフェイス用に、最大 100 の規則を作成できます。
  2. リスト内の規則は、ドラッグアンドドロップ操作で並べ替えることができます。ルールはリスト上の位置によって、優先順位を上げることができます。
  3. システムに同じサブネットに接続している 2 つのネットワークポートがあると、ファイアウォールルールが正しく機能しない場合があります。*

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* 特定のモデルのみに適用されます。