ハイバネーション
ハードディスクが HDD ハイバネーション モードに入るまでの無作動状態の時間を指定することができます。HDD ハイバネーション中はハードディスクは回転を止め、電力の消費量を低減し、ハードディスクを長く使えるようにします。内部ハードディスクと外部 eSATA/USB ハードディスクで時間を変えることができます。
注:
- ハードディスクにアクセスすると、HDD ハイバネーションから復帰します。
- HDD ハイバネーションに対応しているのは、一部の USB ストレージ デバイスだけです。
DiskStation が休止しないのですが、なぜですか?
次の機能は、DiskStation がハイバネート モードに入るのを阻止しますのでご注意ください。さらに、システムは予約されたタスクが開始される 2 分前にハイバネーション モードから復帰します。
パッケージ:
- Download Station:Download Station が eMule、RSS で予定されたダウンロード、アクティブなタスクを実行しているときには、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
- Mail Station:Mail Station が POP3 で通信しているときには、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
- Surveillance Station:Surveillance Station が録画中は、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
- メディア サーバー:メディアサーバーの設定で DMA ログが有効になっているときには([メイン メニュー] > [メディア サーバー] > [メディア サーバー] > [診断] を選択します)、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
- LDAP Server
- Webalizer
- Logitech® Media Server
- Plex Media Server
- その他のサードパーティのソフトウェアや、SABnzbd 等のオプトウェア
処理:
- サムネイルとインデックス:サムネイルを作成しているとき、またはマルチメディア ファイルのポストアップグレードに再インデックス付けをしているときには、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。この処理の間、「synoindexd」処理は「実行中」として表示されます([メイン メニュー] > [リソース モニタ] > [プロセス] を選択します)。
- Local Master Browser:Local Master Browser が有効になっているときには([コントロール パネル] > [Win/Mac/NFS] > [Windows ファイルサービス] > [Local Master Browser を有効にする] を選択します)DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
- Windows Media Player:Windows Media Player のネットワーク共有サービスが LAN で有効になっているときには、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
- RAM 容量が不足し、HDD も読み書きにより一時的に使用されている状態で、同時進行中の処理の番号を入れ替える必要があるときは、DiskStation はハイバネーション モードに入ることができません。
その他
- USB デバイス:DiskStation はユニットに USB デバイスが接続されている場合、システム ハイバネーションに入れません。
システム ハイバネーション
ハードディスクがハイバネーション モードに入って 1 分後にシステムが休止するように DiskStation を設定することができます。システムがハイバネーション モードに入ると、DiskStation の電力消費量が低減します。
システムがハイバネーション モードのときには、次のようになります。
- 電源ボタンがゆっくりとしたサイクルでオン/オフを繰り返します。その他の LED はオフになります。
- ハードディスクへの電力供給は停止されます。
- CPU が停止します。
- 外部ファンが停止します。
- LAN ポートの LED がオフになります。
注:
- ネットワーク上で Windows ファイル ブラウザの操作が行われた場合を含め、SMB/CIFS 放送パケットが受信されると、サーバーはシステム ハイバネーション モードに入ることができません。システム ハイバネーションに入るために CIFS 放送パケットを無視するには、[Windows エクスプローラからの放送パケットを無視する] にチェックマークを付けてください。このオプションを選択すると、SMB/CIFS パケットが受信されてもシステム ハイバネーションから復帰しませんのでご注意ください。USB デバイスを追加すると、サーバーはシステム ハイバネーションに入りません。
ディープ スリープ
拡張ユニットのディープ スリープは、ペア化した DiskStation のインターフェイスから有効にできます。拡張ユニットとペア化した DiskStation の無作動時間をそれぞれ変えることができます。つまり、ペア化した DiskStation はオンライン状態のままで、拡張ユニットがディープ スリープになるように設定することが可能です。
ディープスリープ モードでは次のような状態になります。
- 拡張ユニットの全 LED はオフになります。
- 拡張ユニットのハードディスクへの電源供給は停止します。
- 拡張ユニットのファンは停止します。
注:
- アクセスすると、ディープ スリープから復帰します。
- 拡張ユニットでディープスリープ機能を使用し、正常に作動させるには、バックパネルの Auto/Manual 切り替えスイッチを Auto の方向にスライドさせてください。
自動電源オフ
DiskStation が自動的に電源を切るまで、内部ディスクがハイバネーションのまま留まっている期間を指定することができます。
注:
- 先に内部 HDD ハイバネーションを有効にする必要があります。
- リモートで DiskStation の電源をいれるために、まず WOL サービスを有効にする必要があります。