ネットワーク ルーティング
DSM には、ネットワーク構成の要件に合わせた数種類のネットワーク ルートオプションがあります。
同一 LAN 内でネットワーク インターフェイスのネットワーク フローを分ける:
- [コントロール パネル] > [ネットワーク] > [詳細設定] の順に選択します。
- [全般] で、[ターゲットの IP アドレスが着信インターフェイス上で構成されたローカル アドレスである場合は、ARP リクエストに応答する] にチェックマークを付けます。
- [適用] をクリックして設定を保存します。
これにより、それぞれのネットワーク インターフェイスのためのデフォルトのルーティング規則が確立されます。各インターフェイスからのネットワーク パケットはそれぞれ実際のネットワーク インターフェイスから送信されます。
さらに、同じ LAN 内に複数のネットワーク インターフェイスがある場合は、このオプションを有効にすると各インターフェイスのネットワーク フローが個別に転送されます。各インターフェイスに別々のファイアウォール規則を適用できます。
相当するゲートウェイから各ネットワーク インターフェイスのルートを取る:
- [コントロール パネル] > [ネットワーク] の順に選択します。
- [全般] で [複数のゲートウェイを有効にする] にチェックマークを付けます。
- [適用] をクリックして設定を保存します。
これにより、ネットワーク内の各ネットワーク インターフェイスがそれぞれのゲートウェイに向かうルーティングを取ることができます。
デフォルトのゲートウェイを変更する:
- [コントロール パネル] > [ネットワーク] の順に選択します。
- [ネットワーク インターフェイス] で [サービスの順番] をクリックします。
- ゲートウェイを選択して [上へ] または [下へ] をクリックすると、ゲートウェイを並べ替えることができます。
- [OK] をクリックします。
一番最初の順番になったゲートウェイは、接続している LAN のデフォルトのゲートウェイとなります。
スタティック ルーティングを設定する:
- [コントロール パネル] > [ネットワーク] の順に選択します。
- [スタティック ルート] で [作成] をクリックします。
- [ディスティネーションのネットワーク] にディスティネーションの IP アドレスを入力します。
- [ネットマスク] にディスティネーションのネットマスクを入力します。
- [ゲートウェイ] にディスティネーションのゲートウェイ アドレスを入力します。
- [インターフェイス] でディスティネーションのインターフェイスを選択します。
- [OK] をクリックします。
IP ルーティング表を表示する:
- [コントロール パネル] > [ネットワーク] の順に選択します。
- [スタティック ルート] で [IP ルーティング表] をクリックします。
- 左上にあるドロップダウン リストで、IP ルーティング表を表示したいネットワーク インターフェイスを選択します。