Synology NAS を保護する

概要

DSM にセキュリティ アドバイザーという新しい機能が追加されました。これは、Synology NAS を安全に保護するためのツールです。セキュリティ アドバイザーは Synology NAS の全体的な構成をスキャンし、セキュリティ状況に関する詳しいレポートを提供します。また、セキュリティ アドバイザーでは認識されているセキュリティ リスクの管理方法も紹介されます。セキュリティ アドバイザーを開くと、次のことを学習できます。

1. セキュリティスキャンを実行する

  1. 初めてセキュリティ アドバイザーを起動すると、Synology NAS の使用目的を質問されます。自宅仕事 を選択して、[OK] をクリックします。この設定は、[詳細設定] ページでいつでも変更できます。
  2. セキュリティ アドバイザーは Synology NAS の構成をスキャンし始めます。全体的なセキュリティ状況、スキャン状況、結果の概要は、[概要] ページでご覧になれます。
  3. スキャンが完了すると、セキュリティ規則の各カテゴリーの結果が表示されます。セキュリティ アドバイザーは各カテゴリーの全体的な状況と、発見されたセキュリティリスクのまとめを表示します。

2. セキュリティ規則レポートを見る

  1. [概要] ページで [検索結果] をクリックします。すると、完了したスキャンについて詳しい情報がレポートベースで表示されます。
  2. セキュリティ規則をダブルクリックして、詳細レポートを開きます。それぞれのレポートには、各セキュリティ規則に基づいて 厳格性説明詳細推奨操作 について記載されています。

3. セキュリティ リスクを管理する

失敗したセキュリティ規則の例を見て、どのようにそれを管理するのかを紹介します。

  1. セキュリティ アドバイザーは失敗したセキュリティ規則を分析し、可能性のあるセキュリティ リスクを識別します。ここでは、セキュリティ アドバイザーは「自動ブロックが無効です」を検出しました。
  2. 失敗したセキュリティ規則を開き、詳しい情報をご覧ください。[推奨する操作] に、このセキュリティリストを管理するために、セキュリティ アドバイザーがガイダンスを表示します。
  3. [開く] をクリックすると、相当する設定ページが直接開きますので、推奨する操作に従ってください。
  4. 規則を選択し、[スキャン] をクリックすることで、[結果] ページで失敗したセキュリティ規則が再スキャンされます。
  5. このセキュリティ規則に対して、セキュリティリスクは何も検出されていません。セキュリティ アドバイザーはこれらのリクスを管理するために、可能性のあるセキュリティリスクと推奨操作の識別を継続します。定期的にセキュリティ アドバイザーでスキャンを行い、Synology NAS を安全に維持してください。