スプリット ブレイン

High-availability クラスタが正常に機能しているときには、メンバー サーバーのうちの 1 台だけがアクティブ サーバーとして機能します。この場合、受動サーバーが Heartbeat 接続とデータ接続の両方からアクティブ サーバーを検出します。

Heartbeat 接続とデータ接続がすべて失われると、両サーバーはアクティブ サーバーの役割を代行しようとします。このような状態を「スプリット ブレイン」エラーと呼びます。この場合は、high-availability クラスタの IP アドレスへの接続は 2 台のサーバーのいずれかに転送され、整合性の取れないデータは更新されるか、2 台のサーバーに上書きされます。

Heartbeat かデータ接続のいずれか 1 つを再接続すると、システムはスプリット ブレイン エラーと 2 台のサーバーの間で一致しないデータを検出し、high-availability セーフモードに入ります。

スプリット ブレイン エラーが発生する状況:

  1. high-availability クラスタの両サーバーのサービスと IP アドレスは、スプリット ブレイン エラーが解決されるまで使用できません。
  2. 両サーバーが high-availability セーフモードに入ると、[スプリット ブレイン] という名前の新しいタブが左パネルに表示されます。このタブには、2 台のサーバー上の共有フォルダにあるファイル間の違い、サーバーがアクティブ サーバーになった回数、最後の iSCSI Target 接続情報がリストされます。その他すべてのタブは読み取り専用のままです。
  3. high-availability セーフモードでは、File Station は読み取り専用モードとなり、ファイルをダウンロードしたり、見たりすることができます。
  4. [概要] タブでは、スプリット ブレイン エラーを解消するか、現在ログインしているサーバーをシャットダウンすることしかできません。スプリット ブレイン エラーを解消するには、以下のいずれかを行います:

注意: